北海道の鹿追町にある自然に囲まれたキャンプ場は、都会の喧騒から離れて心をリセットするには最適な場所です。私の場合、ここに来たのは鹿の湯に浸かりたいからでしたが、実際に訪れてみると、キャンプそのものにも魅力がありました。特に夜の星空は圧巻で、都会では絶対に見られないほどの広がりがありました。自然の音が心地よく、静かな時間を過ごせるのはここだけの特権かもしれません。ただ、トイレや炊事場は手づくり感満載で、水はすべて川の水を使います。これは不便に感じる人もいるかもしれませんが、私はそのような手間を楽しむタイプなので、逆に良い経験になりました。また、鹿の湯は自然の湧き水で、その温かさが肌に伝わりました。ただ、虫が多かったというレビューもありましたので、虫対策はしっかりして行ったほうが良さそうですね。他の利用者も同じような感じで、静かに過ごしている人が多く、会話はほとんどありません。その分、自分のペースで楽しめるのが良いです。キャンプ場の雰囲気は古さを感じさせるものの、それもまた魅力の一つです。ここは誰かと比べる場所ではなく、自分自身との対話が楽しめる場所だと感じました。また、車やバイクは乗り入れ不可で、荷物はリヤカーを使って運ぶ必要があるため、少し手間はかかりますが、その分自然に近づける気がします。キャンプ場の奥には川があり、そこから少し歩くと鹿の湯に到着します。この景色は他の場所では味わえないものです。朝早く行くと、鹿が近くで草を食べているのを見たこともあります。自然の一部としての感覚が強くなるのはここだけかもしれません。ただ、水は飲めないし、電気もないため、準備はしっかりして行ったほうが良いです。でも、その分、自然の力を感じることができるのです。私はここに泊まったことで、日常生活に疲れた心を癒すことができました。また、次に来たいと思う場所の一つになりました。