昭和ふるさと村は、栃木県茂木町にある小さなキャンプ場で、古き良き時代の雰囲気を楽しめる場所です。この場所は、昭和9年に建設された小学校をリノベーションして作られたようで、校舎そのものが宿泊施設やカフェ、イベントスペースとして活用されています。木造の建物は年季が感じられますが、その分落ち着いた雰囲気があり、自然に囲まれた空間で過ごすのが何とも心地良いです。特に、体育館や教室の一部はそのまま残されており、昔の学校の風景を体験できるのが魅力の一つです。家族連れや友人同士で訪れても、何となく昔の記憶がよみがえるような感覚になります。
宿泊施設はキャンプスタイルで、テントやログハウスが用意されています。テントの中はちょっと古めの感じでしたが、エアコンが完備されており、寒さや暑さにも対応していました。ただし、一部のテントはカビが生えているというレビューもありましたので、チェックは大切です。また、露天風呂は人気があり、利用時間の制限があるため、早めの予約や時間調整が必要かもしれません。風呂の質はそれほど高くないですが、自然の中でのんびりするには十分です。食事は自前の食材を持ち込むのが基本で、おにぎりや肉、海鮮が人気です。ただし、食材の質や量にばらつきがあるようで、事前に確認しておくと良いでしょう。
この場所の特徴は、自然と歴史が融合した空間です。校舎の一角でバーベキューをしたり、体育館でボール遊びをしたり、焚き火を囲んで話に花を咲かせたりすることができました。特に、夜は星空が綺麗で、都会では絶対に見られないような広がりがあります。朝早く起きて、日の出を眺めたり、近くの森を散歩したりするのもおすすめです。また、子供たちには教室で「授業」を受ける体験ができますが、先生役のスタッフが親しみやすく、笑いが絶えません。家族で訪れても、大人も子供も楽しめる環境です。
犬の同伴も可能で、ペットフレンドリーな施設として知られています。ただし、テントの清掃状態や周辺の衛生面に気をつける必要があります。また、電波が弱い場所もあり、インターネット環境が整っていないため、スマホの利用には注意が必要です。ただし、静かな自然の中で過ごす時間は、スマホに時間を取られることなく、心が落ち着く時間になります。夏休みや連休は団体客が多く、予約が取りづらい傾向もあるため、計画を立てる際には早めの対応がおすすめです。
全体的に、昭和ふるさと村は都会から離れて自然を感じたい人や、昔の学校の雰囲気を体験したい人にとって、良い選択肢です。ただし、施設の老朽化や食事の質に不安がある人は、事前に情報を確認しておくと良いでしょう。自然と歴史が交差するこの場所は、家族や友人との時間を大切にしたい人にとって、特別な思い出を残す場所になるかもしれません。一度訪れてみる価値は十分にあります。