内山分校キャンプ場は、富山県小矢部市にあるちょっと不思議な場所です。廃校の校舎やグラウンドを活用したキャンプ場で、普段は静かな自然の中にひっそりと存在しています。アクセスはインターチェンジから10分ほどで着くため、車で来る人も多いですが、道が狭かったり崖側だったりするので運転には注意が必要です。特に冬の時期は雪が降ると道路が封鎖されたりするので、事前に天気を確認するのが大切です。
キャンプ場の特徴は、その簡素さにあります。炊事場やトイレはすべて簡易で、水も飲料には向いていません。でも、そんなところが逆に魅力でもあります。直火が許可されているので、焚き火を楽しむ人が多いです。最近では薪の販売も始まり、心配していた燃料の補充も安心できます。ただ、トイレの臭いや水の問題は気をつけてほしいところです。虫が多いのも注意点の一つで、夏場は虫除けスプレーや蚊取り線香は必須です。
ここは人を選ぶキャンプ場だという印象を受けます。施設が少なく、開拓中の状態で、何もないからこそ自由度が高かったりします。でも、それだけに準備が大事です。車で来てもスーパーやコンビニが遠いので、食料や水は事前に用意しておく必要があります。イベントも頻繁に開催されており、8月にはテレビや新聞にも取り上げられたほど。イベントの日は人が多くなるので、静かさを求める人には避けたほうがいいかもしれません。
管理人の人柄も大きな魅力です。Twitterで情報発信しているため、キャンプの状況やイベントの情報をリアルタイムで知ることができます。人柄が良いと感じた人も多く、キャンプを楽しむうえで心強さを感じます。ただ、イベントの内容が子供向けではなく、小学生以上向けのものが多いので、小さな子供と来ると物足りない可能性もあります。
全体的に言うと、キャンプに慣れた人や自由度を求めている人にはおすすめの場所です。自然と古い校舎の雰囲気を味わえるのは、他のキャンプ場にはないものです。ただし、設備が限られていることや冬の厳しい状況を考えると、初心者には少しハードルが高いかもしれません。それでも、静かで自然を感じられる場所を求める人には、一度は訪れてみる価値があると思います。