オートキャンプユニオンは、千葉県印西市にある自然に囲まれたキャンプ場です。ここは都会の喧騒から離れて、静かな時間を過ごしたい人にとって理想的な場所。私が訪れたのは平日でしたが、多くの人が利用しており、自然と人とのバランスが取れている印象を受けました。特に、朝早くから鳴き声を上げるニワトリや、芝生の上を歩く柴犬の姿は癒しになりました。キャンプ場の芝生はとても整っており、歩くたびに柔らかな触感が伝わってきます。これは、オーナーがとても気を遣っている証拠かもしれません。
話題に上るルールは、焚き火に限らず、キャンプ場全体の雰囲気を保つために存在しています。私は以前、他のキャンプ場で音楽を流して騒ぐ人を見かけたことがありましたが、ここではオーナーの厳しい管理が自然の音を守っていると感じました。例えば、夜のサバゲーの音や、朝のニワトリの鳴き声は、キャンプ場の一部として自然に受け入れられ、逆に音楽を流す人にとっては不快な存在になる場合があります。このルールは、キャンプ本来の目的である自然との調和を大切にしているからこそ、こうした厳しい姿勢が生まれているのだと感じました。
設備に関しては、多少の不便さを感じるかもしれませんが、それもキャンプの魅力の一部かもしれません。トイレやシャワーは清潔ですが、最新の設備とは言えません。しかし、コインシャワーの温度は十分で、冬のキャンプでも安心して利用できます。炊事場にはお湯が出るため、鍋やカセットコンロを使う際には非常に助かります。また、薪は700円で購入でき、割りやすさも問題ありません。自販機はなく、受付で水やコーラを買う必要がありますが、これはキャンプ場の雰囲気をより自然に保つための工夫かもしれません。
私はここに来たときに、オーナーの言葉遣いが少し気になったものの、その厳しさはキャンプ場の質を維持するために必要だと感じました。例えば、芝生を焼いてしまったり、音楽を流しすぎたりする人に対しては、すぐに注意を促す姿勢が見られました。これは、キャンプブームにのって新規の利用者が増えている現在、自然の美しさを守るための必要条件かもしれません。オーナーの言葉は時に「ちくり」とするかもしれませんが、それが逆にキャンプの醍醐味を引き出しているように感じました。
総合的に見て、オートキャンプユニオンは初心者にもおすすめできる場所です。ただし、静かなキャンプを望む人や、自然の音を楽しみたい人にとっては、少しの喧騒が気になるかもしれません。それでも、キャンプ場の雰囲気やオーナーの気遣い、そして自然の音が心地よいこの場所は、再訪したいと思える場所です。もしキャンプに興味があるなら、一度訪れてみることをおすすめします。