このキャンプ場は、かつての小学校の校庭を活用した特別な場所です。校舎の周囲には広い芝生が広がり、車を横付けできるので設営がとても楽です。特に子供たちにとっては、学校の教室や体育館を自由に動き回れることが大きな魅力。校庭の真ん中でテントを張れば、周囲の自然に囲まれた開放的な空間を楽しめます。トイレは校舎内にあり、和式と洋式が混在していますが、夜間は明かりが少ないのでヘッドライトを持っていくと安心です。星を見たい人には、周囲の山々が目を遮らないため、夜空の広がりがとても気持ちいいです。ただし、雨の日は地面が滑りやすかったり、水たまりができたりするので、対策が必要です。
料金は大人2000円、子供1000円で、連泊すると割引があります。家族連れには少し高めに感じますが、子供たちが楽しめれば価値があるかもしれません。特に、校舎内に足を踏み入れる機会は貴重で、教室の黒板に思い出を書いたり、体育館で遊んだりできるので、思い出づくりにぴったりです。ただし、校舎の窓ガラスは壊さないよう注意が必要です。夜中の車の音が気になったり、トイレの手洗い場が暗いと感じる人もいるかもしれませんが、それも自然な雰囲気の一部かもしれません。
キャンプ場の周囲は静かで、矢板市街までは車で10分ほど。近くには温泉もいくつかあり、日帰りで楽しむこともできます。また、校舎の南側には青年団の車庫があり、その周囲はサイトではないので、利用者は校庭の北側や真ん中でテントを張るようです。雨の日の対策として、校舎内に避難できるのは安心です。ただし、校舎内は暗く、夜間は音が響くので、子供たちが怖がる可能性もあるかもしれません。それでも、広いスペースで自然を満喫できるので、家族や友人とのキャンプには最適です。
ペットを連れてくる人も多いようで、犬の散歩にも困りません。ただし、校舎内はドライな場所でも、道路側は水はけが悪く、雨の日は泥がたまりやすいです。砂地の下は固く、ペグが抜けやすいと聞きますが、チタンやスチールペグを使うと安心です。また、トイレのゴミ箱にフタがないため、動物が寄ってきそうな心配もあります。これらの点は少し気になりますが、全体的な雰囲気や施設の良さを考慮すれば、許容範囲内だと感じます。
キャンプ場のオーナーさんは親しみやすく、アーリーインやレイトアウトも対応してくれるようです。イベントやサウナ、飲み放題プランもあるとのことで、大人も楽しめる要素が満載です。冬も営業しているようで、雪景色の中でのキャンプも魅力的です。ただ、洗い場やシャワーがまだないため、手洗いや給湯器の設置が今後の課題かもしれません。それでも、広い校庭で星を眺めたり、子供たちと遊んだりできるこの場所は、特別な体験ができるスポットです。